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不動産売却で意外と知らない「契約不適合責任」の基本と対策

2025.03.31
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契約不適合責任とは何か?不動産売却で直面する法的リスク

不動産売却は大きな資産取引です。しかし、売却後に予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクがあることをご存知でしょうか?
近年、不動産取引における売主の法的責任が変わり、売却する際には慎重な対応が求められています。

民法改正で変わった新しい責任のカタチ

2020年4月の民法改正により、従来の「瑕疵担保責任」は**「契約不適合責任」に置き換えられました**。
これは、単なる言葉の変更ではなく、売主の責任範囲を変える重要な法改正です。

 

以前は隠れた欠陥(瑕疵)に対する責任が中心でしたが、現在はより広範囲な責任が売主に課せられています
具体的には、不動産の種類、品質、数量が契約内容と異なる場合、買主は売主に対してさまざまな請求が可能となりました。

 

例えば、買主は次のような権利を持つようになりました:

  • 修繕や代替物の引き渡しを求める「追完請求」
  • 契約金額の減額を求める「代金減額請求」
  • 契約解除
  • 損害賠償請求

買主保護の観点から理解する契約不適合責任

契約不適合責任の本質は、買主の利益を守ることにあります
適正な対価を支払った買主が、期待していた状態と大きく異なる不動産を受け取った場合、法律によって保護される仕組みになっているのです。

 

売主にとっては厳しいルールに感じるかもしれませんが、透明性の高い取引を実現するための重要な仕組みと理解することが大切です。
例えば、中古住宅の場合、経年劣化や軽微な不具合は避けられませんが、重大な欠陥や契約時に伝えていなかった問題については責任を負う必要があります。

 

 

 

具体的な契約不適合の事例と注意点

不動産売却において、具体的にどのようなケースが契約不適合と判断されるのでしょうか?
実際の事例を通じて、売主が注意すべきポイントを解説します。

中古住宅で起こりがちな品質トラブル

中古住宅売却で契約不適合とされやすい事例には、以下のようなものがあります:

  • シロアリによる木部の被害
  • 屋根や天井からの雨漏り
  • 配管の老朽化による水漏れ
  • 基礎や構造物の腐食
  • 建物の傾き

 

これらの不具合は、売却前に買主への正直な情報開示が重要です。状況を正確に伝えることが トラブル回避の第一歩となります。

土地売却時に陥りやすい契約不適合

土地の売却においても、契約不適合が生じるリスクがあります:

  • 境界線の不明確さ
  • 土壌汚染
  • 地中の不要な埋設物
  • 契約上の面積と実際の面積の不一致

 

    土地売却でも正確な情報提供が求められます。

     

     

     

    不動産売却前に検討する3つの対策

    不動産売却における契約不適合責任のリスクを最小限に抑えるためには、事前の綿密な準備が欠かせません。売主として取るべき具体的な対策をご紹介します。

    物件状況の徹底調査

    売却前の物件調査は、トラブル防止の最も重要な第一歩です。専門家による建物状況調査(インスペクション)を実施し、以下のポイントをチェックしましょう:

    • 建物の構造的な欠陥
    • 設備の劣化状況
    • シロアリや腐食などの被害
    • 屋根や壁の状態
    • 配管や電気設備の健全性

     

    調査結果は、買主に対して誠実に開示することが大切です。小さな不具合であっても隠さず、透明性のある情報提供を心がけましょう。

    契約時の特約設定

    契約不適合責任は「任意規定」であり、売主と買主の合意によって細かな取り決めが可能です
    特に中古物件の場合、以下のような特約を検討できます:

    • 契約不適合責任を負う期間の明確な設定
    • すでに修復済みの箇所の責任範囲の限定
    • 経年劣化や軽微な不具合の免責事項の明記

     

    ただし、買主に著しく不利な特約は無効となる可能性があるため、公平で合理的な内容とすることが重要です。

    リスク軽減のための保険活用

    瑕疵保険への加入は、売主のリスクを大幅に軽減できる有効な方法です。
    住宅瑕疵担保責任保険などを活用することで、万が一の損害賠償リスクに備えることができます。
    保険の種類や補償内容をよく理解し、物件の状況に応じた最適な保険を選択しましょう。

     

     

     

    トラブル防止のためチェックリスト

    契約不適合責任に関するトラブルを未然に防ぐためには、売却前にわかる範囲でチェックしてみましょう。

    売却前に確認すべき建物・土地の状態

    売却を検討している物件について、以下の項目を確認しましょう:

    • 建物の構造的な健全性
    • 設備の稼働状況と劣化度
    • 土地の境界線の明確さ
    • 地中埋設物の有無
    • 過去の修繕歴
    • 自然災害による影響

     

    これらの情報を事前に把握し、買主に正確に伝えることで、将来的なトラブルリスクを大幅に低減できます。

    買主とのコミュニケーションで大切なこと

    誠実で透明性の高いコミュニケーションが、トラブル防止の鍵となります。
    物件の状態について、できる限り詳細かつ正直に情報を開示し、買主の理解を得ることが重要です。

     

    疑問点や不安な点があれば、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。

     

     

     

    よくある質問:契約不適合責任について

    不動産売却に関わる契約不適合責任について、多くの方が抱く疑問にお答えします。
    実際の取引で直面しやすい疑問を中心にQ&A形式で解説します。

    通知期間はどのくらい?

    買主が契約不適合を発見してから通知できる期間は、原則として不具合を知った日から1年以内となります。
    ただし、売主が意図的に不具合を隠していた場合や重大な過失があった場合は、この期限が適用されないことに注意が必要です。

    修繕費用の負担はどうなるの?

    契約不適合が認められた場合の修繕費用は、原則として売主が負担することになります

    ただし、以下のような点に注意が必要です:

    • 経年劣化の程度
    • 契約時の特約内容
    • 不具合の重大性
    • 買主の使用状況

     

    すべてのケースで一律というわけではなく、個別の状況に応じて判断されます。
    専門家に相談しながら、柔軟に対応することが重要です。

     

     

     

    まとめ:安心・安全な不動産売却のために知っておくべき基本

    不動産売却における契約不適合責任は、単なる法律上の義務ではなく、誠実で透明性の高い取引を実現するための重要な仕組みです。

     

    売主として押さえるべき最大のポイントは:

    • 物件の状態を必要に応じて調査すること
    • 買主に対して正直かつ詳細な情報を開示すること
    • 必要に応じて専門家のアドバイスを受けること
    • 契約時に明確な特約を設定すること

     

    これらを意識することで、将来的なトラブルを未然に防ぎ、スムーズな不動産取引が可能となります。
    不安なことがあれば、専門家に相談し、慎重に対応することをおすすめします。
    まずはお気軽にご相談ください。無料相談は下記からお申し込みいただけます。

     

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